2022年度 朝日アマ名人戦 埼玉県大会に参加しました
Date: 2022-04-03
※この記事をより一層楽しめる(?)ように、まずはこちら→(リンク)で予習をどうぞ。
先日4月3日(日)、朝日アマチュア名人戦埼玉県大会中央地区(指扇)予選に参加しました。
新年度最初の、相撲でいえばまさに「立ち合い」ともいうべき重要な大会と自分では位置づけており(※相撲は最初の立ち合いで7、8割方勝負が決まるといわれている)、今回もかなり緊張して会場入りしました。
参加人数は中央地区は確か20人ぐらいで、その中から2日目に進めるのは5人。そのような熾烈な競争を勝ち抜くうえで実力と同じぐらい大事になるのが「くじ運」になります。去年の大会はくじ運が悪く朝一番でいきなり県内有数の強豪と当たってしまい早々に敗退することとなりましたが、今回はどうだったかというと・・・
初戦の相手は指扇にて普段から対局しているM.Sさんでした。いつもは向3子の手合割(相手が最初に3つ石を置くという対局条件)で打っているけれども、3子以内の実力差では一発勝負では何が起きるかわからないといわれているので、気合を入れなおして対局に臨みました。
白番が自分。初めての互先(ハンデなし)の対局、布石は大変本格的で(上の画像)、よく勉強してるなーと敵(?)ながら感心し、また、
この手も善悪は別にして工夫の跡が見て取れ、またも感心。むしろ自分のほうがちぐはぐな打ち方をしていますね。ただそのあと相手がやや無理気味な仕掛けをしたことから、最後は自分の中押し勝ちとなりました。
二戦目の相手はⅠさん。埼玉名人戦でベスト4入りの強豪で、今回が全くの初顔合わせということで緊張してしまいました。黒が自分で、中盤に入ったところでは互角の進行でしたが(上の画像)、次の場面で、
いくら一発勝負の環境下とはいえあまりに弱気すぎな手を打ってしまいました。当然ここは、
とハネるところで、根元を切られたらとどうしようかと不安でつい伸びてしまったんですが、なんてことはなく、
これで2子が落ちてますね。。初戦勝利というせっかくのチャンスを大事に大事にしすぎました。ここから白優勢になり、そのあとは粘りましたが、最後はうっかりポカによりあっけない幕切れと相成りました。その後1勝1敗者10人で敗者復活3枠を争うくじに臨みましたが、今回も運が味方をしてくれませんでした。終戦。
なお、このくじでは小学生2人が復活当選し、そのうちY.Nさんがワンチャンスを生かして見事ベスト16入り、2日目進出となりました。おめでとうという気持ちはあるけれども、自分の当該棋戦最高成績に並ばれたという焦りに似た気持ちもあり複雑です。今度は自分ももう少し先に進めるように頑張ります。(了)
(※追記 このページを一部修正しました。2022.4.12)